カテゴリー「映画・テレビ」の7件の記事

ホテル・ルワンダ

 

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション DVD ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/08/25
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見た。
ルワンダでのツチ族とフツ族の殺し合いのニュースは記憶に新しい。
衝撃を受けたけれど、私は何もしなかった。自分にできることがあるとは思わなかった。

この映画は実話に基づいていて、他の戦争(殺戮)映画にはないものを感じさせる。

それは、その場にいる人が「理由」を持って動いていないこと。

正義のためとか、反アメリカとか、民族の違いとか、私たちが慣れ親しんでいる「理由」で人が動いていないことがよく分かる。

「戦場」では生きるか死ぬかしかないらしい。

国連軍たちは危険が迫ると去っていく。

世界中で起こっている戦争や内乱やテロを自分の身のこととして感じられないから、私は何もしない。

主人公で黒人男性のポールもこのような状況になって白人と自分は決定的に立場が違うのだということに気付く。平和な時には白人と同じ酒を飲み同じ葉巻をすって…同じだと思っていた。

今総理不在の日本の国会で話題になっている給油の延長問題が自然と頭に浮かぶ。私は賛成なのだろうか反対なのだろうか?

判断材料がなさすぎる、という理由で私は判断を保留するしかない。

この映画は西洋資本のホテルチェーンを任された黒人男性ポールがそのホテルを使って1000人近い人の命を救ったという実話だ。
ホテルチェーンの社長であるフランス人にはジャン・レノが扮していて、ホテルにいる人たちの命を救うことにはなんとか成功するが、それ以上はできないという。

映画の中にはたくさんの死体が出てくる。彼が1000人救ったところで大勢が変わるわけではない。彼は勇敢で正義感が強いが、1000人救ってもそれはほんの一部のラッキーな人々にすぎないと思ってしまうくらい、この事件は大きなものだとあらためて感じた。

なんの選択肢もなく死ぬしかなかったたくさんの人々。私がもしルワンダの当事者なら、確実にそっち側の人間になっていただろう。そういう人のほうが圧倒的に多いのだから。

たまたま日本にいて、どういう手段を使ってかは知らないが国がお金持ちなので西洋諸国も相手にしてくれるし、私は餓死する心配もなく生きていられるだけなのだ。

でも不幸な人たちを見て自分の幸せに感謝などしたくない。それは「自分でなくて良かった」と言っているのと同じことなのだから。

「何があっても」という言葉を日本でもよく聞くが、ほとんどの人は「何があっても」の内容を甘く見ている。現実はそんなに甘くない。「何があっても」をつけてできる約束などない。

私は精神疾患を病んで、そのことが身にしみた。人の心がいかに危ういものであるかを知った。自分が弱かったから病気になったとは思っていない。誰にでも起こりうること、すでに病気になりながら(休まなければいけない状態なのに)働き続けている人だってたくさんいるはずだ。かつての私がそうであったように。

ここまで書いて気付いた。私は今、私の命を守ることで精一杯だ。戦場ではないけれど、まるで戦場にいるかのように、発病当時は生きるか死ぬかしかない世界にいた。やっと安全なところまでたどり着いたばかりなのだ。まだ危険はある。

映画の中でもそういうシーンがあった。前線を越えたから安全だ、と。

戦乱と病気をたとえるのはどうかと自分でも思うが、命がかかっていたことは事実。命は外側から奪われることもあるし、内側から奪われることもある。はかないものだと思う。また、とても大きな大切なものだとも思う。

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THE GUYS

映画なのか特集番組なのか分類が難しいところだが邦題は『9.11 あの日を忘れない』。

邦題を見て分かる通り、これは2001年9月11日のアメリカで起きた同時多発テロに巻き込まれた消防士たちの話だ。

文筆業を生業としている女性(シガニー・ウィーバー)のところへ、人づてにある男性が訪ねて来る。彼はニューヨークの消防士。彼の所属する部隊で亡くなった8人の消防士の葬儀に出て弔辞を読まなければならないが、頭が真っ白で何も浮かばないと彼女に助けを求める。

彼女自身ニューヨークで仕事をしており、惨禍を目の当たりにして自分の無力さを嘆く一人。それで彼の力になろうと決意したようだ。

彼女の最初の言葉は印象深い。
「弔辞というのは、どのように亡くなったかではなく、その人がどういう人だったかを言えばいいのよ」。

彼女が質問をし、彼が質問に答える。

近しい間柄の人の場合なら、いろんなエピソードが彼の口をついて出る。

でも、配属されたばかりの新人について彼はほとんど何も知らない。でも彼女の質問に答えるとほとんど知らない新人についても、彼がどのような人だったのか、そして人命を救うために自らの命を落とす覚悟があったという点においてはほかの消防士たちと同じであったことに気付く。

1人ずつ話を聞いて、彼女が文章をまとめる。
「読んでみて」と彼女が言う。

彼はとまどいながら声に出して読み始める。
「まったくその通りだ」と彼は感嘆するが、彼女は「あなたが話したことをまとめただけよ」と答える。弔辞はすでに彼の中にある。

そうやって数人の弔辞を作る作業を続けていくのを見ていると、ショッキングな映像が一切ないにもかかわらず、あの大惨事の大惨事であることがじわじわと伝わってくる。

私の記憶に間違いがなければ、驚いたことに、彼女はあの惨事で亡くなった人の中に飛行機に乗っていた犯人も含めて考えていた。

この作品の中には憎しみはない。悲しみがあるだけだ。
それは強いメッセージとして私に伝わってきた。
アメリカの正義がどうのテロリストはどうの、という作品ならまた私の反応は違っていただろう。

最後には8人のうちの1人の葬儀で弔辞を読み上げる彼の姿がある。

彼女といっしょに弔辞を作っていた力ない彼とはまったく違う。
その時でさえ、彼は持ち前の明るさを垣間見せてはいたけれど。

マイケル・ムーア監督の『華氏911』と合わせて、お勧め作品。

あの事件に対するマスメディアの報道はたくさん見てきている私たち。
多様性を確保するためにも、お勧めする。

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時計じかけのオレンジ

Tokeiorangeやっと見た。20歳代前半、年に100本近く見ていた頃から気になっていながら20年以上見てなかった作品。
カラーだったし、内容も全然古くないのに驚いた。

出演:マルコム・マクドウェル
製作・監督・脚本:スタンリー・キューブリック
1971年 イギリス(Wikipediaより)

原作があってディストピア小説とWikipediaにあった。とても有名な映画なので自明のこととは思うけれど、私のように見逃した人もいるかと思って。書いておく。

同じようにディストピアものはあって、若い頃はけっこう好きだった。『未来世紀ブラジル』とか。『1984年』とか(今調べてみたらどこにもない…記憶違いかな??)。あとはタイトル思い出せないけど、女版『1984年』といわれた作品…。

当時はユートピア作品のほうがいいよ!だって楽しい未来像を描き、そういう社会になるようみんなで頑張ろう!って思えるじゃん!
ディストピア作品のほうがいいよ!今の社会だってこれと大差ないでしょ?変えたほうがいいんじゃない?
っていうのとどちらが映像として力があるのだろう?などと考えていた。

しかし今のところ、映画や映像作品が人々の生活に良き影響を及ぼしているかどうかは分からない。

良い面も悪い面も両方あると思う。

悪いものを見たから影響を受けて人が悪くなるという単純なものでなく、ある種の情報は伝わらず、隠されている・伝えられていない情報、そういう情報操作のほうに悪意を感じている。

形がエンターテイメントであろうがなかろうが、それは変わらないと思う。

私自身がメディアの影響から逃れられないことも事実。そこが主な情報の源であり、それを基に私は考え行動する。世界中がネットでつながれていても、とても狭い世界にいることは間違いない。

ディストピアものを見たためか?考えがマイナス方向になっているようだ。

でも、この映画はすごい。いろいろと考えさせてくれる。
私の具体的感想はあえて書かない。
見た人が自由に考えていいものだと思うし、そういう映画だと思う。

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ひめゆりの塔

日付が変わりましたが、昨日は終戦(敗戦)記念日でしたね。

この病気になってから、悲惨なニュースとか暗いドラマとか一切受け付けなくなっていました。

具合が悪くなってしまうので、テレビを見るのはヒヤヒヤものでした。

いつからかはっきりとは分からないけれど、そういうものに接しても泣かないようになり、あまり影響されないようになってきました。

それで、この8月は戦争についてテレビ番組の中から戦争特集を集めて見ています。

今日は吉永小百合主演の「ひめゆりの塔」を初めて見ました。
本なども読んだことがなかったので、沖縄で少女たちが戦争に巻き込まれて亡くなったということしか知りませんでした。恥ずかしながら。

今日「ひめゆりの塔」を見て勉強になったのは戦争がどのように展開していったか、ものすごくおおまかにではありますが、描かれていたところです。

サイパンで日本軍が玉砕することによって(簡単に書いてしまうのは気がひけますが)沖縄を含む日本全土がB29の直接射程距離に入る、というのは私にとっては新鮮な情報でした(-。-;)

戦争を知る人から「B29が毎日飛んで来てねー」などという話は聴いていたのですが、それは日本軍が負けてきて、サイパンまで攻めこまれて実現したことなのだと分かりました。

仕事の関係で戦争のことを中心に扱う雑誌を見たことがあります。それは日本軍の戦争時の作戦ひとつひとつに関して細かく解説してある雑誌です。

だいぶ前の話なので、その雑誌は今でもあるのか分かりません。でも、どのような視点で書かれたにせよ、それは貴重な資料だと思います。

話がそれました。
『ひめゆりの塔』を見た印象ですが、吉永小百合ということもあって、ものすごく期待して見たのですが、ちょっとがっかりしました。

沖縄なのにみんな標準語だし、とってつけたような沖縄の民謡を歌って踊るシーンがあったりと…

そんなことは気にせず本題に目を向けようと思っても、前に書いたように大きな戦況の説明はあったのですが、日本軍がどのように動いたのかの説明がほとんどないので、なぜ沖縄が唯一の本土決戦の場になったのかということは映画からは伝わって来ないのです…。

でも先日見たドラマ『はだしのゲン』に比べれば「お国のために」「天皇陛下」などという言葉がほとんどなく(一切なかったかな?)それだけ日本軍の威光もよくも悪くも沖縄までは届いていなかったのかな?などと考えたり…

史実に基づいているとはいえ映画ですから、ドキュメンタリー映画に求めるようなことを求めてはいけないのかもしれませんね。

『ひめゆりの塔』では、最初にゴーゴーを踊る若者が出てきて、それと対比させていたことから、戦後20年にして忘れ去られようとしている悲劇を伝えようという思いで作られたのだろうということは分かりました。

NHKが特集していた元兵士の証言も3夜連続のうち2夜は見ました。それについては、また感想を書いてみたいと思います。

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一流B級?ホラー映画

何十年も前にテレビの深夜放送で見て衝撃を受けた映画を手に入れました。
さっそく見て、満足! 終わり方が記憶とは違っていたけど、その分楽しめました。

MOTEL HELLO(モーテルハロー)というところが舞台。
そこのベーコンやハムはおいしいと評判なのだけど、実は人肉。
このへんはまったくストーリーを隠していないんですね。
どんなどんでん返しがあるのでしょうか?
合わない人にはまったく合わない映画だと思います。

初めて見る時にはホラー的恐怖も味わえますが、2回目以降は笑えます。

「欲しい」と思った時に絶版が復活していたのはラッキーでした。
今年の夏に合わせて「ザ・フライ」などといっしょに選ばれたのです。

そうそう、舞台となるモーテルですが、ネオンサインが壊れていてHELLOの「O」が点いたり消えたり…HELLにも見えるのです。それで原題はMOTEL HELL、邦題は「地獄のモーテル」

B級映画好きの方にお勧めです。

地獄のモーテル DVD 地獄のモーテル

販売元:20世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン
発売日:2007/08/10
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モノノ怪

「モノノ怪」というアニメを見た。極彩色とでもいうのだろうか。和風なタッチで実に美しい絵だ。

で、半分以上は静止画、あるいは静止画の組み合わせで一部が動く。

三次元ではなく二次元。

モノノケが出てくる話。


 

知らない人、いっぺん見てみて。深夜にやってるから(場所によってはやってないかも)。

とてもキレイです。やはり深夜にやっていた「SAMURAI7」を少しだけ思い出した。

ちょっと江戸っぽい雰囲気なので。

下の写真が主人公?と思われる薬売りです。この人がいろんな妖怪?をやっつけるんです。

Photo

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映画『エミリーローズ』の感想

「エクソシストを越える」とかなんとかがうたい文句だった。

実話が元になっているそうだけど、映画を見た限り、彼女は「統合失調症」の可能性が高いと思う。断定できないけど、悪魔憑きではないと思う。

ただ、本人に信仰があり、本人の了承を受けて教会(神父)は悪魔祓いをしたので、裁かれなかったのかな、と思います。

私には統合失調症の知人がいます。そして私自身が精神科へ通う者として、病人が見世物にされたような不快感を覚えました。

私は、病院へ行っているけれど医学や科学を信じているからじゃない。薬で治せることなんてたかが知れてると思ってる。

それに宗教では治せないと思っている。宗教の本を読んだけれど、私を救ってくれるものはなかった。

悪魔憑きなのか、そうでないのかなんて関係ない。そこに苦しんでいる人がいて、周囲の人が本気で助けようとしたかどうかが問題だと思う。

彼女自身は信仰を持っていたようだから、彼女自身が一人の神の子としての「自分の役割」として苦しみを受け入れて死んでいった、という事が言いたいのかと思う。

本人は、苦しかったと思うけどその出来事に自分で意味を付けて耐えていたのだと思う。

でも、私は宗教を信じていないから、もし宗教がなかったら、とは思う。

彼女が最後、なんらかの救いを得ていたことを祈るだけです。どうすればよかったかは私には分からない。

病院の治療が良いとは全然思っていませんから。特に電気ショック療法は。それと薬漬け。

異常にしか見えない人に対する社会の対応の仕方は、基本的に隔離なので、頭にきています。精神病院に物理的に隔離すること、あの人は特別だからという理由で「正常の」人たちから精神的に隔離すること。2つの隔離を行っていると思います。

普段から疑問に思っていたことや、腹立たしいと思っていたことが、てんこ盛りの映画でした。

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